2005/12/09
- 鈴鹿竹野モデルハウス
久しぶりのブログ、基礎の完成写真です。
ほんとご無沙汰のブログとなりました。m(_ _)m
随分前に完成はしていたのですが、基礎の写真貼り付けます。写真の中にもありますが、ホールダウン用のアンカーボルトが実に26本あります。耐震等級3と言うのもありますが、計算をすると実際これだけのアンカーボルトがいるわけです。
今日、基礎工事が終わっている他業者の物件を通りすがりにみる事が出来ました。全く、ホールダウン用アンカーボルトが無いのです。
「えっ、この建物筋かいが全然無いの?」そんなはずはありません。そうです。建築基準法の違反の可能性があるのです。平成12年だったかな?建築基準法の大幅な改正がありました。木造も例外ではなく、特に金物による補強が法律化されました。(以前から住宅金融公庫では標準化されていましたが)
「軽い木造にこれほどまでの金物って本当に必要なの?」と、当時はすごく思いましたが、このころから、木造の構造計算を勉強し、実際計算業務を行うようになると、その考えが変わりました。人の命を守る住まいが人の命を奪う住まいにはなってはいけないと。タマケンの考えの1つはそこです。過剰とも思える耐震性能が大地震時には効果を発揮する事を信じています。
今、構造計算書偽造が話題です。その偽造が木造住宅まで広がりました。あの人達は、人の命というのをどう考えているのでしょうか?「大地震が起こってから考える?」馬鹿な事を言うんじゃない。その時どれだけの人の命が欠陥建物で奪われるのか考えた事があるのでしょうか?自分たちの利益だけの為に、この業界のトップが信じられなくなってしまいました。
今思う事があります。住宅メーカーってものすごい多くの家を日本全国で建てています。これって意味があるの?何故全国規模に拡大するの?これって会社のトップの利益の為じゃないの?本当にお施主様の為なの?と。しかし、お施主様は住宅メーカーの方に目がいく。何故か?私たち地元の業者はそこを理解し、考えなければ行けないと思います。そして、勉強もして行かなくてはいけません。